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ぼくは猟師になったぼくは猟師になった

千松 信也, 発売日:2008/09/02
12 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
立派だなあ 2008/10/26
 感心しました。
 食肉や自然との関係に対して、自分なりに正しいと思えること、こうあったほしいというしっかりとした理念をこの若さで確立している。
 また、理念だけの人ならたくさんいるのでしょうが、実際にそれを自分の生き方とするために、たくさんのものを引き受けているんだなぁと。
 その引き受けているものも並大抵ではない。殺生、それも殴打であったりの最も残酷とされる方法を敢えて選択することを引き受けている。大変なことですよ。
 あっさりと殺し得た事は書いてありますが、必ずしもそんな状況ばかりではなかったのでは。動物の「生きたい、殺すな」という悲鳴を耳にしつつ、右に左に少しでも動くことのできる体の部分をくねらせて生命の維持を求めて逃げようとする動物の体に、何度も殴打したりもあったのではないでしょうか。意図的な動きを失って後も、痙攣しつつ、いろいろなところからにおいを伴った体液をもらし、最後に瞳から命の徴候が失われていくことも目にしたことでしょう。
 理念の実現のためにこれだけの事に耐えるというのは本当に立派なことです。
 また、これだけのことをした後で、食べるときに、「動物に感謝」することも忘れない。立派です。私なら、「感謝すれば、これだけのことしても許されることになるのかな、たとえば自分や自分の妻子が誰かに滅多打ちにされて殺害された後、感謝して食べてもらえるなら、まあいいか」と思えるのだろうかと、しり込みするところです。

 
3 人中、3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いま一番読むべき系の本。 2008/10/19
いい本。
ぜひ買って読んでほしい。
ただし、これは猟師さんの話しだと思ってほしくない。
(でも著者の千松信也さん自身がすんごく面白い人だ。そういうことも読めばわかるはず。)



本書は猟師の話しというより、環境や生活や、つまり生きることの本質が書かれていると思った。
著者はそのことを自分の五感で知っている人だということ。
そしてその人が書いている本だということ。
国民の99.9%、いやもっとか?!
もっと多くの日本人は肉がどういう風になっているかを知らない。
ましてや肉は命だからそれがどうなって肉になるか、その光景や感触はもっと知らない。
でもちゃんと肉を食べてる。
そしておいしい! ありがたい!
それはスバラしいんだけど99.9%の側が(つまり我々が)得たのは、ナマナマしい光景や微妙な感触を味あわなくて済むということや食卓に完成したものが整然とならぶ便利さ。
失ったのは生きものたちへの感謝。
これからは様々な地球問題から、足るを知る暮らしにぜったいになっていく。
そして無駄をしないということ。
本書P144(写真あり)の鹿の皮でつくったカバンもそう。
作るって簡単に言うけど作るってことはタイヘンなことだ。
いろんなものを作ってくれてる人に感謝したくなる。
肉などの捕食ということだけではなく、自然からの恵みのいろんなことを知れる本。
カラー写真もある。
少ないけど章の最初に動物とか自然を主体にしてる伊藤存氏の装画もあってそれもいい感じ。



この本を思い出したように何度も読みたい。
この本を読んだらすぐさまアイヌの本をたくさん読むといいと思う。
さらに読んで感じたことが深まると思う。

14 人中、14 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
日が暮れても遊びをやめないということ 2008/10/06
 海の漁師の本はいくつか読んだことがあったが 山の猟師の話は初めてだったので大変興味深く読んだ。(敢えて言うなら 立花隆の「青春漂流」に出てきた鷹匠の話を読んだことがあるくらいだ)

 まず 猟師としての細部が面白い。僕自身 猪や鹿を食べることが好きなだけに 読んでいて お腹が減ってきた位である。捕るまでも大変そうだが 捕った後の作業は更に大変そうだ。これは素人ではとても勤まらないと改めて感じた。

 次に そもそも柳田國男の本から その世界に入っていたという点に惹かれた。柳田は自分自身が 山中で神隠しになりかけた経験を持ち 山人研究に力を入れた時期がある。本書の著者も おそらくは同じような資質がどこかにあったのではないかと勝手に想像した。著者が猟師になる前に行ったというアジア放浪の話も 無理やりかこつけると 柳田が晩年に唱えた「海上の道」のベクトルの方向にある。もちろん矢印の向きは別だが。

 最後に 現代の日本で猟師であることの意義について。この点においては 正直僕に見えてくるものは少なかった。著者は 猟師であることが好きだという 極めて個人的な理由で猟師をやっていると考える。エコロジーの視点は 本書の随所にも出てくるが 本書は エコロジーの思想書でもなければ 実践ガイドでもない。
 著者が冒頭で述べている 自然との遊びを 大人になっても続けられているという著者自身の喜びが 本書に流れる「明るさ」なのだと思う。その意味では 夕方 日が暮れても 家に帰らずに遊び続けている子供の姿に重なるものがある。
 「遊び続ける子供」とは決して著者を貶めているわけではない。逆だ。「遊び続ける」ことが出来る強さこそが おそらく 著者の身上なのだと思う。そして それは非常に羨ましい。
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必見!猟師生活 2008/10/04
今の世の中で、漁師はともかく猟師なんて、耳にするのは、赤ずきんちゃんのお話しの中くらいですよね。そうでなければ、山深くのマタギか…普通の会社勤めをしながら、特に気負う事もなく、淡々と兼業猟師(?)の暮らしを続ける著者には、本当に脱帽です。若いのに(若い故か?)凄い人がいると、驚かされました。地球に優しいとか、エコだのロハスだの、軽々しく口にするのが恥ずかしくなる一冊です。
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野生生物と直接に対峙したい 2008/10/02
大学在学中に、猟師になりたいと思い立ち、罠猟の免許を取得。たまたまアルバイト先の職場で、ククリワナ猟を35年もやってきた先輩を知り、技術を学ぶ。更に他の名人に鴨の無双網猟も学ぶ。野生動物が多い山間のお堂に住み、日中は運送屋で働く。山村だが、netも使え、10分足らずでコンビニがあり、夜は大形液晶テレビで、お笑い番組を見て、イノシシ肉を入れたインスタントラーメンを食べる現代的生活。

猟期(11月15日〜2月15日)には、毎朝と夕に山に入り、仕掛けた自作の罠を点検。掛かった猪や鹿がいれば、棒で撃ち殺し、庭で解体・精肉し、友に肉料理をふるまう。余った肉は、保存のために燻製やしぐれ煮、油漬け、塩漬けや干肉、骨スープにして、無駄なく美味しく食べる。毛皮も試行錯誤した技術で鞣革にする。鹿の角も利用。動物の命をいただいているという感謝の気持ちで、全て無駄なく利用する。猟期外では、春は山野草を採集。夏は、海浜でマテ貝を取る。川では、鮎やアマゴ、ウナギも取る。海に素潜りし、魚を銛で突きタコを手掴みする。住んでいる所の自然の幸を、自力で獲り、食料にして生きる。自然に感謝し責任をもって、その恵みを無駄なく享受する生活。

ワナの図や獲物処理の写真もあり、現代の猟師の生活と猟の実態が良く判ります。著者の独自さを感じるのは、文明の利器である猟銃による狩りはせず、自作の罠による猟だけをしている。捕らえたカモの鎖骨の間から指を差込み、心臓の血管を指で引きちぎって殺す伝統的な方法に感嘆する点などです。現金化や趣味の為ではなく、著者は、野生動物と直接に対峙する時の感動を求め、伝統的な狩猟の心に浸かり、猟をしているように思えます。
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ほんとうの環境問題ほんとうの環境問題

池田 清彦,養老 孟司, 発売日:2008/03
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環境問題の前に、まず、自分のこと。 2008/12/15
最近「CO2を削減して地球のために…」などとよく言われるようになりましたが、
わたしには地球の環境を第一に考え、行動するなどということは続けられそうにありません。
無駄な出費を抑えて、私生活を送るのが精一杯です。
昔、「エコロジーを考えたら、エコノミーになりました。」という、すばらしいCMがありましたが、
わたしにできそうなことは「エコノミーを考えたら、エコロジーになりました。」程度かな?と思います。

わたしには現在の環境問題や、100年後の予測など、本当なのかどうか、本当にそうなるのかどうか、わかりません。
なのでそういった情報を忘れて、今、自分のためにやるべきことをやるだけです。
14 人中、12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
環境問題を考える上で非常に参考になりました。 2008/11/03
世の中で言われている環境問題の大半が大きく間違っている事に気付かされました。
仕事柄、企業の環境問題などに携わることが増え、近年ではやたらと関心が高まってきています。その中で多くの企業が自分たちのイメージ戦略の一部として環境への姿勢を表明していきます。そのやり方の大半は、巷で話題になっているCO2削減などのキーワードを取り扱うことです。
仕事はとはいえ、非常に矛盾を感じています。日本の企業としてやらなくてはいけないことは消費者への迎合ではなく先導だと思いました。確かに商品を売り上げるためには消費者に対してよい印象と分かりやすい説明は必要だと思いますが、この問題はいち企業の利益だけで解決される問題ではないはずです。っと思いながらも仕事上それの感情を隠しながら企業のイメージを保つことを進めなくてはならない状況がなんとも、、、
この本の内容が多くの人に理解されることを願っています。
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結論は出来るだけ何もしないこと 2008/08/28
「バカの壁」の養老先生が書いた環境本。

「不都合な真実」でノーベル平和賞を取ったアル・ゴアの自宅は冷暖房完備で毎月の電気代が何十万もかかっているとか(笑)
(何かの週刊誌にも、ゴアの温暖化を危惧する意見は、彼が原子力推進派だからと書かれていた記事があったような…)

環境問題でゴミとリサイクルの問題は、一刀両断今のリサイクルがいかに無駄で業者やその法律を作った人たちの利権と天下りの温床になっているかが書かれているし、エネルギー問題は、世界各国のエゴと日本ののんきで無策な官僚たちの実態が書かれている。

少子化は別に問題ではないと訴え、逆に日本は6千万人くらいの方が住みやすいしエネルギー食料もうまく回ると断言する。

地球温暖化については、これまた日本のバカなやり方に言及、京都議定書を守っても、地球全体にとってはへのツッパリにもならないことを具体的に言及し、CO2の排出基準を買い取らせようとするヨーロッパの国々のしたたかさ。

すべてが「金」で動いていて、日本だけが感情論で「日本だけでもやらなければ…」と無駄な努力を律儀にやろうとして、世界各国から陰で笑われている…。

環境に一番いいことは、出来るだけ何もしないこと。大量消費してリサイクルして…というのはまさに自己満足だけの何も効果のない無駄な動き意識である。(そのリサイクルで利権を得ている人物や業界にとっては別だが)

世界が200カ国以上あるというが、水道水をそのまま飲める国は、全世界で7カ国しかないのだという。
そんなすばらしい国に住んでいることを誇りに思い、出来るだけ自給率を上げる、無駄遣いをしない、物を捨てない、食べ残しをしない、賞味期限などは自分で食べてみてにおってみて判断する…こんな生活を送れば、まだまだ全然日本はいけると思う。

問題は、ノー天気でわがままなおせっかい屋のアメリカと、中国インドだ…。
17 人中、13 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
どっちを信用したら良いのか 2008/08/23
「不都合な真実」をはじめとする「環境本」vs「環境問題のウソ本」さてどっちを信用したら良いのか。
なんて悩んでいた時にでてきたのが本書。
著者もよく知ってるし、出版社だって超メジャー。装丁だって地味だけど上品じゃん。これなら信用できるかも・・・・。(なんてブランドに弱いです僕も。)
内容的には「ウソ本」寄りのモノで、ゴアさんにとっては「不都合な」内容。論旨も整理されており、何となく信憑性がありそう。
「リサイクル」されると分別収集されるペットボトルの多くは、そのまま焼却処理されている。つまり、分別しないのと同じ処分がされている。しかも、熱量が大きいので、分別せずに生ゴミ等と一緒に燃やした方が、省エネ?になる。とか。
スーパーやコンビニで配られる袋は、廃油から作られるほとんどコストゼロのもの。それを廃止して、「マイバッグ」「エコバッグ」を持ちましょうなんてやってるけど、「マイバッグ」「エコバッグ」を作るのにどれほどのコスト(つまり環境への負荷)がかかっているか?とか。
京都議定書制定の裏舞台や批准した、していない各国の台所事情・・・・。等々。
環境問題がどうも一筋縄ではいかないことがわかってくる。
そして環境問題が、人口問題、食糧問題につながっていく、ということも。
正直言って現時点で僕は、環境問題に関する様々な(といってもホンの一部しか知らないのだけれど)主張について、どれに与したら良いのかよくわからない。

しかし少なくとも「資源の大事な使い方」もよほど注意しないと、別の側面から見たら逆に浪費してることにもなりかねないこと。
そして、少々飛躍するが食糧を安定的に無駄なく消費できる仕組をできれば国際的に構築することが、もしかしたら最も有効な環境対策なのかもしれない。
といった問題意識を持ちつつある。
こういった問題意識に至ったのは本書を読んだ結果であり、まぁそういった意味では環境本ブームも僕にとっては無駄ではなかったのかなぁ。と思ったりしている。
8 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
疑うということ 2008/08/14
地球温暖化について疑うことがタブーであるかのようなマスコミの論調ですが、
かつてのオゾン層破壊問題、ダイオキシン問題、環境ホルモン問題と泰山鳴動ネズミ一匹が
続いています。現在、上記の問題を改めて批判すると、あとから神の立場で云々という
反論をする人もいるようですが、かつての問題を総括しなければ先に進むことは極めて
危険です。仏の顔も三度まで。国防費以上のお金を使おうとしているのに、両方の立場の
議論を紹介することなく国民の本当の理解が得られるのでしょうか。
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エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論]エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論]

副島 隆彦,SNSI副島国家戦略研究所, 発売日:2008/10/21
9 人中、8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
あの宇沢弘文教授が「天に唾する行為」と喝破した排出権取引は、やはり新たな金儲けの手段であった。 2008/12/21
地球温暖化防止策などと言うキレイごとなどではなく、排出権取引は単なる新手の金儲けの手段に過ぎないことが、本書を読むとよくわかる。
「地球温暖化」問題から出発してその犯人とされるCO2のみを取り上げ、その排出権なるものを売買の対象として取引の対象つまり新たな金儲けの対象とするという仕組みをどのように築き上げてきたのかということを、豊富な証拠とともに説明している。

 排出権取引とは、排出可能な量を人為的に操作すれば、価格が面白いように動くものであり、結局、取引の胴元だけが儲かる仕組みと言うのがその本質でしょう。
15 人中、10 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
対立論争の重要性 2008/10/27

本当に環境を考えるならば、金融工学の意のままになってはいけない。
環境問題に必要なのは、倫理学と哲学なのです。
根底にくるべき倫理観や哲学がぬけた金融工学がもたらす結果は同じではないだろうか。

世界の知られざる場所にいる未開の人々は、まさか空気がお金でやりとりされているとは思っているはずもない。
まだ、彼らが「CO2が私たちの生活に迷惑だ!」と言ってきたわけでもない。
地球環境の真実はだれにも分からない。

紙切れ1枚の証書を手にするより大切なことがある。
個人消費者の純粋なボランティア精神をつぶすことはないようなシステムであるべきだ。
(ネタとして楽しむ人は別として)
人間として、非常に大切な崇高な精神だから。

対立する議論と世界があることを相対的に学んだ上で、環境活動することを薦めます。
29 人中、12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
21世紀洗脳戦争 2008/10/25
エコライフを応援。
キッチンからのエコライフ。二酸化炭素の排出量を減らす家庭を応援! 家庭の電気、ガス、水道の使用量の削減分をポイント化し、地元の商店街などで買い物ができるようにします。
マイバック持参にもポイント還元。マイバックの持参や省エネ家電の購入など、地球温暖化防止に役立つ行動にポイントを付与し、貯まったポイントで商品や電子マネーなどと交換ができる仕組みをつくります。
実現しました!
公明党の‘エコ’実績 「ごみゼロ」へ循環型社会基本法を制定→大量生産・大量消費・大量廃棄の社会から、ごみゼロ(循環型)社会へと転換する「循環型社会形成推進基本法」を、公明党の独自法案をベースに制定しました。
「クールアース・デー」を創設→七夕の夜に消灯して星空を見上げ、環境問題への意識を高めようと、「7月7日」をクールアース・デーに制定。今年は全国で7万施設以上が参加しました。
「ダイオキシン類」排出量を9割削減→ごみ焼却施設などから排出される発がん性の高い猛毒「ダイオキシン類」対策では、特別措置法を制定し規制を強化、排出量9割削減を達成しました。

以上が公明党=創価学会のエコロジーという洗脳。
世界の最高支配層たちの批判はできても、日本の最高支配層たち(朝鮮人)の批判はできない。何故ならリアルに殺されてしまうから・・・
33 人中、28 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
鋭い、鋭い、笑える。 2008/10/25
『連鎖する大暴落』と『恐慌前夜』で書きたいことを書いて、当てまくり、世の中を

ブルブル震え上がらせた副島先生。

さて今度はどこで大声をあげるのかと思いきや、何と環境問題に進軍してきました。

環境問題は社会費用の問題でもあるので、経済学者が環境問題を語るのは、当然かとも

思いますが、今までの経済学者の切り口は、あまりにも社会の本当の仕組みを見ず、

算数だけで環境問題を語ってきたように思います。

副島先生以外に、SNSIのメンバー11人が寄稿しています。出来不出来もありますが、

やはり、副島先生が一番のようです。以下、副島先生の鋭い指摘を2点と笑える指摘を1点。

(1)排出権取引はサブプライム問題と同じ金融工学に基づくものであり誤っている。

(2)排出権取引とは実は排出税そのものである。

(3)こんなにいじめられて二酸化炭素がかわいそうだ。
25 人中、22 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
排出権取引は金儲けの手段に過ぎなかった 2008/10/25
「地球温暖化」から出発してその犯人とされるCO2のみを取り上げ、その排出権なるものを売買の対象として取引の対象つまり金儲けの対象とするという仕組みをどのように築き上げてきたのかということを、豊富な証拠とともに説明される。
実によくわかる。
環境問題といえば何が原因で誰が加害者で誰が被害者かということが特定されないままになんとなく話が進んでいるのだが、その理由もよくわかった。
環境がよくなる悪くなるなどということとはまったく関係ないのである。われわれはだまされてはいけない。
環境問題にかこつけて、CO2なる気体の取引の仕組みをどうやって作っていくかということが重要なのであって、本音を言ってしまえば、CO2が温暖化に関係するかどうかさえどうでもいいのである。人々にその仕組みさえ受け入れさせてしまえば、後はどうなろうが金儲けのみ。
まじめに環境問題の虚像について研究し、語っておられる方々が哀れに思えます。
詳細は本書で。おすすめです。
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環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

武田 邦彦, 発売日:2007/02
16 人中、12 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
本書の功罪 2008/10/16
 本書の最良の示唆というのは、「確かな情報・知識に基づいた環境問題への取り組み」の大切さでしょう。それがなければ、いかに善意から出たものであっても、かえって環境破壊に加担しかねない。世に流通する環境問題についての「常識」を問いに付したことは、確かに著者の功績です。
 ただ、「本書が間違いだった場合の破滅的な帰結」「本書のような本が環境問題そのものの否定に悪用される危険」「著者の展開する議論のレベル」を考慮すると、相当に慎重な読み方が求められる書物だと思います。けれども多くの評を見るかぎり、明らかに「信者」が多いのは怖い。これは本書そのものが含んでいる問題であり、「功」の部分を大きく打ち消しかねないものがあるでしょう。
 本書の主張の科学的正当性について専門的に評価することはできなくても、その「書き方」「議論の進め方」をよく吟味すれば、信頼性については相応の判断が下せるはずです。あからさまに攻撃的で、センセーション狙いの語り口。体験談・印象批評レベルの議論がしばしば見受けられ、多くは典拠や数値を挙げていないものです。「石油がなくなれば環境問題は解決する」など、一般読者でも簡単に間違いを見抜けるような議論も散見されるし、「節電したら石油消費量が増えた」など、ほとんど悪い冗談のレベルです。武田氏が慎重に言説を行使するタイプの学者でないことは、過去の環境論や、専門外の分野(経済や歴史など)について発信した言説を多少調べてみればわかります。
全体として言説の質は、科学者の科学的な議論というよりはせいぜい懐疑派の環境ジャーナリズムか、いっそう厳しく評価すればプロパガンダに近い。本書の主張をそのまま信じるようではメディア・リテラシーが疑われるでしょう。
 「もし武田氏がウソをまかり通らせていたらどうなのか?」という批判精神なしに読んでは、それこそ益より害のほうが大きい書物になりかねません。
12 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
少なくともゴア氏や山本教授の本よるは良い 2008/09/12
地球温暖化が本当なのか嘘なのかわからないしこの本を初めとする懐疑論が本当なのか温暖化論が本当なのかは難しい問題である。

しかし環境問題が宗教化してるのは確かのような気がする。


懐疑論はもはや政治ないし世間のタブー
日本は集団意識が高いのか、
懐疑論を訴える科学者が報われず批判され温暖化論を唱える科学者には研究費が出る、

もはや戦時中の非国民扱いである。

温暖化問題によってアフリカやその他貧しい国、発展途上国の発展を阻害してるのは確かであるしバイオエタノールが普及するにつれ穀物価格が高騰
今まで以上に餓えに苦しんでる人達が居ると言う。

日本は環境問題に毎年1兆円をつぎ込んでいる

もしそれをUNICEFにでも寄付をすれば国民一人が一万円寄付したのと同じになる
マスコミが全て正しいと言う前提を置いている人にはなにが正しいのか、なにが間違っているのかマスコミに左右されず自分で考える力を持ってほしいものである。

その為にこの本に偏るだけでなく、一人パネルディスカッションをしてじっくり考えてほしい。
13 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一筋縄ではいかない環境問題。 2008/09/11
タイトルが過激なので、トンデモ本のように受け止められた方も大勢おられるのではないでしょうか。目にはついていたのですが、ようやく読んでみる気になりました。意外、といっては失礼に当たるかもしれませんが、リサイクルの問題で言えば現場の状況を良くご存知だと思いました。主には、ペットボトルのリサイクル、紙のリサイクル、ダイオキシン、地球温暖化の欺瞞を説かれておられます。環境問題の問題の一つは、言い方によっては何でも環境に優しいといえるところにあると思います。企業の環境報告書など見ていますと、世の中の企業は全部環境に優しい企業のように思えます。地球に優しい行為と言われると、黄門様の印籠を出されたような感じで絶対良い行為のように思えてしまいます。環境に優しいといえば何でも正義になってしまいかねない状況は危なっかしいと思っていましたので、こういった問題提起を行っていただけることは有難いことだと思います。著者は、環境問題を否定しているわけではなく由々しき事態であり、嘘っぱちな環境対策などしないで、本気で取り組むべきと主張しておられます。それは生産活動自体に問題があります。要するに環境問題に本気で対処しようとすれば、経済活動に大きな影響を与えてしまいます。それでは今の企業人や政治家は利益を享受できません。その為、環境対策を現状の経済活動に有益な形にしようとするため、この本に書かれているような掛け声と実態の乖離が起こってしまい、それを繕うために結果的に嘘をつかざるを得なくなります。今や、環境対策と称されている活動は、実は利権争いの政争の具になっています。その上、国民の正義感を刺激したパブリシティを展開し、事実が見えなくなっています。そのことをきちんとお書きになっておられます。環境問題の意味するところは、何かを行えば必ず負の面が備わっていることを人間に突きつけていることだと思います。肥料は食糧生産には必要ですが、使いすぎれば土壌を汚染し富栄養化を起こします。石油は便利でエネルギー源としても化学原料としても有用ですが、大気汚染や化学物質汚染も同時に生み出します。個人の生活レベルでもそういうことが言えるでしょう。環境問題にはこれまでの大量生産、経済拡大手法のような単純な図式で、進めていってはならないことを思い出させてくれました。
50 人中、29 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
環境問題について誤った認識を植え付ける危険な本 2008/08/23
「なぜウソがまかり通るのか」というタイトルですが、
環境問題において、これほど嘘と議論のすり替えに満ちた本は他にないでしょう。
残念ながらマスコミも、このような根拠薄弱な主張を
ただ刺激的だからという理由で煽っているように見えます。
著者がどのような主張をし、どのような批判を受けているのか、
まずは印税収入を支払う前にWikipediaで確かめることをお勧めします。
12 人中、9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
間違いだらけの環境問題 2008/07/29
環境問題が、これでもか!というくらい情報が間違っていることや金儲けにされていることがわかります。
しかし、ここまで言われると何が正しくて間違っているのかわからなくなってきます。
わかるのは情報によって踊らされていることや、一般人には科学のことはよくわからないから
ウソや間違ったこと言われても鵜呑みしやすことです。
環境問題を本気でやってきた人にはショッキングな内容です。
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偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

武田 邦彦, 発売日:2008/05
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「リサイクルの罠」に焦点をしぼるべきだった 2008/12/23
本の表題からして「偽善エコロジー」と昨今の「エコロジーブーム」に真っ向から異議を申し立てるものになっていますが、「結論」だけ書かれていて、「前提」「検証」「考察」がお粗末なので、説得力が感じられません。これでは「エコロジー教」の信者を、論破するには、あまりに役不足です。

第一章と第二章は特に「感情論」が表に出ており、誤解を招く表現が多数みられます。
一例をあげますと、ダイオキシンは実験動物に対する毒性は明らかに確認されています。ただ、旧式焼却炉から排出された量では、経験的に「周辺住民に短期間で深刻な健康被害が出るとは思えない」というところが、現在言えることでしょう。長期間(子供や孫の代まで含めて)にはどうなるかわかっていないのが実状です。その理由は、何世代にもわたる追跡調査データがないからです。
ここは速読することをおすすめします。
第三章と第四章は確かに読む価値があります。その中で一番役にたつのは、第三章の検証7:「ゴミは『金属』」と『それ以外』に分けるだけでいい」です。
ただし「細かく砕く必要のない大きさのものに限る」の一文がないのは、極めて不親切です。

この本の最大の問題点は「エコロジー」のような大きな問題を、高々200頁の新書で説明しようとしたことです。「リサイクルに対して一般の人が陥る罠」に絞るべきだった。
ちなみに「リサイクルの罠」とは、資源やエネルギーに関して「リサイクルによる節約量が、リサイクルするために必用な量より明らかに勝っていなければ、そのリサイクルは意味がない」という「あたりまえのこと」です。貴重な水道水で発泡スチロールの食品トレーを洗って分別するのが典型的な「無駄なリサイクル」例。せめて、不要な新聞紙で拭き取るべきです。
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『環ウソ』よりマシだが、やはり??な記述がある。 2008/12/23
 『環境問題ではなぜウソがまかり通るのか』では、各方面からデータ捏造などの批判が出たせいで慎重になったのか、本書では巻頭で独自のデータを使用している旨を明記している。

 新書版で「ですます」口調、小項目ごとの検証、と読みやすさではこれまでの中で一番だと思う。

 しかし、、、やはり素人の私が読んでも「あれ?」と思うような不備な記述が所々目に付く。

 73頁「電力会社は基本的に競争がなく、売り上げが上がっても下がっても、それに応じて電気料金を変える仕組みになっています。」とあるが「変える」→「変えない」としないと意味不明。

 80頁「もともと、日本でも大阪などの大都市の地盤沈下が激しく、この100年で3メートル近く海水面が上がっています。」とあるが、私は大阪に住んでいるが「3メートル」はいくらなんでも大げさ過ぎる。

 220頁で「森林を守ろう」という主張と「成育量の範囲なら捕鯨できる」という主張が同じ人達から主張されていて首尾一貫性がないかの如く書かれているが、必ずしも主張している人達は同じではないし、そもそも両主張は別に矛盾もしないと思う。ここで「捕鯨」を引き合いに出してくるのは筋違いというものではなかろうか?
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僕には読みやすく、納得もしやすく、エコに対する新しい目線を与えてくれた良い本だった。 2008/12/18
図書館でもすごく人気の本で、待ちきれなくて自分で購入した。
読んでみたら、本当に期待を裏切らない内容で、エコロジーに対する考え方がかなり変わった。
筆者の、エコロジーは部分だけ見て一見エコなことやっても、意味がない。なぜならインパクトが少ないから。とか、なぜなら全体でみると逆効果だから。という主張は、自分にはわかりやすく、かなり納得することができた。
もちろん、筆者の意見の中にも鵜呑みにしてはいけないものもあるのだろうし、そうした目線で物事を考えるのは意味があるかもしれないが(筆者が提案していることだし)それを差し引いても、この本は読むに値する本だと思った。
最近のエコブームが、なんかおかしくない?と思っている人が読むと、一番勉強になる本だと思いました。
あまりエコが専門じゃないが興味のある人に、お勧めします。
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この本が、今のエコの議論に一石を投じて、さらによりよい環境を考えるたたき台になることを期待したい。 2008/12/08
 本書は、ここのところ高まっている「環境キャンペーン」には、多くの場合にウソが多いとして、本当に必要な環境対策とは何かを考えさせる目的で書かれた本である。

 通説と異なる新たな考え方の提示としては実に新鮮でおもしろい。データも詳細に示して反論しているし、特に「ダイオキシンは有害ではない」という下りなどは、実に痛快である。最近のマスコミや、国の論調に、強烈な反論の一石を投じている。

 ただし、レジ袋は石油の有効活用だとか、ペットボトルのリサイクルはおかしいという論理展開しているが、一方で著者自身がペットボトルを何度も再利用しているというのは、論理展開に少し疑問を感じてしまう。
 善意に解釈すれば、著者は「ものを大事にする」という考え方を支持しているものの、現代日本のエコブームや政策の進め方に潜む問題点を提示してくれているのであろう。
 「もったいないは感謝の気持ちであり、その結果としてものを節約することができる」というくだりに著者の気持ちが如実に表れている。

 いずれにしてもこの本が、今のエコの議論に一石を投じて、さらによりよい環境を考えるたたき台になることを期待したい。
 環境問題を考える好テキストである。
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本当の意味でエコを考えるきっかけに 2008/11/27
「エコだから」という言葉はまるで魔法の言葉のように世の中を変えていく。
本書はそんな「エコ」について一般的に言われていることとは違った視点を与えてくれる。

レジ袋、割り箸、地球温暖化など様々なエコについて、各項目ごとに手短に要点を解説
してくれる。
正直なところ、本書を読んだだけでは納得がいくほど理解できるわけではないが少なくとも
それまでに持ち得なかった視点を与えてくれるのは確かだろう。
評者の印象としては、著者の説をすべてを鵜呑みにすることはできないと思うが、条件付で
正しいことは多々あるのだろうと感じている。

少なくとも本当の意味で「エコ」を考えるためのきっかけになる本と言うことはできるだろう。
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地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20)

江守 正多, 発売日:2008/11/20
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温暖化予測は進化している 2008/12/09
温暖化懐疑論関連本の出版が続いている。似たような内容で手を替え品を替え、もういいだろうと思う。そんな中、温暖化予測の研究に携わっている研究者による本が出た。とはいえ懐疑論批判の本ではない。科学的な取り組みとしての温暖化予測を誠実に伝える本である。

本書では、まず温暖化がどんな問題か、基本的な部分をおさえていく。懐疑論の人が突っ込んでくる点などを意識しながら、どこで認識の齟齬をきたしているかを丁寧に解説する。あからさまな反論ではないが、どこかで目にしたあの人のあの話はこういうことだったのかと思い当たるのではないか。
第2章以降は、気候モデルによる温暖化予測についての説明だ。乱暴にまとめると、予測の際の前提となる条件、コンピュータが解いている方程式、なにが予測されたか、その予測は正しいのか、今後研究はどう進むかがそれである。なるほど、温暖化の予測はそのようにされているのかと、とてもわかりやすく過不足なく説明してくれる。

本書の白眉は第5章だと思う。気候モデルには不確かな部分が残っていることは、研究者自身が一番よく理解している。その不確かさをいかに小さくするか、科学的にどのようにアプローチしたらいいのか、世界中の研究者がどんな試みをし、なにを考えているのかがわかるはずである。
本章により、少なくとも私には、信頼するに足るアプローチが試みられ研究が進んでいるのだと感じた。
「コンピュータの予測なんか」と知った風なことをいう前に、本章に目をとおすのが賢明だろう。

余談だが、186ページを読んで私も温暖化予測のお手伝いを始めた。
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温暖化問題を冷静に考えたいあなたへ 2008/12/04
地球温暖化の予測がどのようにおこなわれるのか、予測の不確かさは何に由来し、どのように測られ、どのように狭められようとしているのか、コンピュータシミュレーションの専門家である筆者が平易に解説している。センセーショナルなタイトル、内容の書籍とは一線を画し、専門分野の解説に終始する筆者の姿勢に好感が持てる。

モデリングの中身について深く知りたい人には物足りないだろうが、シミュレーションがどんな方法でおこなわれているのか、その方法はどんな現実、考え方にもとづいているのかについて説明されており、読者の温暖化リテラシーをあげるという筆者の意図は成功している。

筆者や専門家が予測の限界を理解しながらも、いかに信頼性を向上しようとしているのかが良く理解できた。
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季刊あっと 13号 (13)季刊あっと 13号 (13)

上野 千鶴子,柄谷 行人,雨宮 処凜,石山 修武, 発売日:2008/09/27

地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す

ビョルン・ロンボルグ, 発売日:2008/06/28
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環境問題に対する見方が変わった!! 2008/12/02
「何と不届きな本だ!」と思って手にとったのですが、衝撃を受けました。
説得力もありますし、根拠も示されている。

著者の一番の主張は、本当にしたいことは何なのか、そのためにはもっと賢く、もっとずっと(ずっとずっと)効果的にできることがあるのでないか、なぜそれを考えようとしないのか、ということでしょうね。

ジョークとしては面白いけれど、マジメに考えると笑えない事例が満載です、、、(-o-;)

環境問題に対する見方がガラリと変わりましたね。


「気温を下げる以外にも重要な課題があるんだし、
 中国の貧乏人は一世紀でちょっと気温が下がるよりも、
 もっと食べ物をほしがるんじゃないだろうか」

「何兆ドルも使って、百年後の金持ちのためにほんの少しいいことをしてあげたいだろうか」

「ぼくたちは単にいい気分に浸りたいだけなのか、本当によいことをしたいんだろうか」

「とても簡単に安上がりにいまの世代で解決できる、本物の火急なニーズに取り組んだほうが、世の中のためになるんじゃないか」


本物の火急なニーズとは、伝染病(HIVやマラリア)や栄養失調、水や衛生、貧困撲滅、、etc・・・といった問題ですね。

京都議定書のための費用の数パーセントを、こういった問題の解決に向けるだけで、ケタ違いの人命が救えるようです。

本当に必要なところに金が使われていないことは、何とかすべき、と思いました。


ホッキョクグマが心配なら、ホッキョクグマを殺すのをやめる、というように、やりたいことに対して最も効果的で適切なアプローチをとるクールな私たちでありたいものです!
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出版社の出版姿勢に疑問 2008/10/15
他のレビュアーが良いところを書いてくれてますので、僕は悪いところを書きます。
数値の間違いが多すぎます。
おそらく10年と思われるところが1000年だったり、ちょっと読めば矛盾が明確になる
ような数値的問題が、僕が発見しただけで5カ所はありました。
僕が発見できなかった数値ミスはもっとあるでしょう。
出版社はしっかり校正して改訂版を出版し直し、数値ミス版と取り替えるべきだと思
います。

数値を使って環境問題を問い直す本が数値ミスだらけというのは、著者のビョルン・
ロンボルグに失礼ですし、訳者の山形浩生さんも納得できないのではないでしょうか。
僕は山形さんの良い訳の書籍を読んだ事がありますので、これは出版社の編集姿勢の
問題ではないかと推測しています。

「緊急出版の訳書なんてそんなもんだ」と割り切って読めれば良いのかも知れません。
僕も通読するに当たってはそう自分を納得させつつ、数値に気を付けるのも忘れずに
読みましたし。
ただ、「てにをは」程度の間違いならともかく、読者が即時分かる程度の数値ミスと
いうのは、編集者が原稿を全く真面目に読んでいないとしか思えません。
もし原著が間違っていたのであれば、著者に問いただすのが訳書の出版というもので
はないでしょうか?

「数値が信用できれば内容はかなり良かったんだろうな」と思うにつけソフトバンク
クリエイティブという出版社の出版姿勢には腹が立ちます。
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なにもしなくて良いということではなく 2008/09/30
遅ればせながら。
呆然とするほどバランスの良い主張だと思います。

環境問題をめぐる議論は、その議論に参加する者もギャラリーも含めて、「環境を保護派 vs 懐疑派」
という構図で言及されることが多いかな、と。個別の立論を実際に確認してみると、必ずしもそうした構
図にはなっていなかったりもしますが。
私自身も、日々マスコミの姦しさに辟易して、いつしか「ほんとに環境は悪化してんのかよ」側に重心が
かかりがちで、反省中。
『環境危機をあおってはいけない −地球環境のホントの実態−』以来、「懐疑派」の筆頭とされること
の多い筆者ですが、実際には当初から、実にバランスの取れた穏健な主張をしていることに、改めて感
心します。

なにもしなくて良い、と言っているのではもちろんなく、冷静に問題を判断して、有効な手段を採用しまし
ょう、というタダそれだけ。実にまっとうです。

願わくは、筆者のスタンスが一般化されて、そのスタンスに立脚した上で、「何が有効な手段なのか」
をめぐる議論こそ、盛んになって欲しい。筆者のスタンスは圧倒的に支持しつつ、筆者の提案こそ最も
有効なものであるかどうか、それは非専門家たる読者には、なかなか判断し難いのだからこそ。
「環境を保護派 vs 懐疑派」という議論ではなく。

蛇足ながら。
この種の推論は、ついていくだけでやっとながらも、なにかしら快感があります。
人文系に足を突っ込んだことがあると、どうしても「近代性」に懐疑的になる身体ができてしまっているも
のですが、しかし、筆者の主張を見れば見るほど、「近代」は実にあなどれず、人文系の「近代性」批
判が、実は底の浅いものでしかなかったのではないかと思えてなりませぬ。
3 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
危機のコストパフォーマンスを知れ。 2008/09/17
 何事においても、全体でなくその一部を取り上げて、それがさも全体であるかのように議論展開する人がいる。   第2次大戦での加害責任に関し、その 手はよく使われるが、温暖化においてもそれは大掛かりに使われ、しかもそれは無検証のまま“事実”に祭り上げられている。
 
 ホッキョクグマ・ペンギン・氷河・海面上昇・ハリケーン・南極大陸の温暖化・・・我々の身の回りでも暖冬や小雪、真夏日、ゲリラ豪雨など不安をあおる出来事は多く、それが「温暖化」を原因として起こっているのではないかとのパニック様の感情論から、事実検証が満足に行われずに一つの方向に向けて走り出しているのではないか?

 本書は、引用データも巻末に記されており、良心的な議論のタタキとして利用可能で、長期的視野でコストと救える人数とを再度検証しなおし、優先順位を付け直すために、読まれるべき本である。   しかし、温暖化対策についての斬り方と、優先させるべきと著者のいう対策の斬り方が、ナタとメスぐらい違い、優先策は何でも良い的に扱われているのが不満で、☆1ケ減点。
 

 「温暖化」の根拠が薄まっても、個人個人が炭素排出をし続ける生活を控えるべきだし、炭素税をかけたり、HIV・貧困・飢餓・水・衛生対策をとることと併用して行われることが必要なのは言うまでもない。
5 人中、4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
よく冷やされました 2008/09/15
現在の主流:CO2が地球を温暖化させている。⇒ 温暖化は地球(というか人間の生活)に破壊的な影響をもたらす。⇒ CO2排出をやめなければならない。

この本:CO2は地球を温暖化させている。⇒ 事実その通りであるが、温暖化が人間生活にもたらす影響は限定的である。⇒ CO2排出にかけている(かけようとしている)コストを別のことに使った方がぜんぜんよい。

ち京都議定書と同等のCO2削減の枠組みを2100年まで続けると、毎年1,800億ドルの費用がかかる。これでも2095年に到達するレベルの温暖化を2100年にわずか5年後ろ倒しに出来るだけである。

この費用はもちろん、別のことにかけることもできるし、実際にできることはたくさんある。実は、この約1/3程度の費用で温暖化危険論者が問題とする悪影響(シロクマ絶滅、熱波、洪水(海岸線後退を含む)、マラリア、貧困、飢餓など)に対処することができるし、はるかに高い効果をあげることができる。

ツバルが沈むのを助けるためには、CO2削減じゃなくて、ツバルに護岸対策などをした方がいい。それは単なる対症療法かもしれないし、地球の気温がコントロールできた方がぼくらはハッピーなんだろうけど、実際には、残念ながらそのコントロールは(できるとしても)とーてーも高くつく。

でも、人間には何でもできるわけじゃないんだからできることの中で順位付け最も効果の高いことをやるべきである。こういう話って、必ずバイアスがかかって伝えられるから、こういうまともなことに気づかせてくれる一冊は貴重。いろいろアジっている古館さんみたいな人にも一回読んで欲しい。
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エネルギー危機からの脱出 最新データと成功事例で探る“幸せ最大、エネルギー最小”社会への戦略エネルギー危機からの脱出 最新データと成功事例で探る“幸せ最大、エネルギー最小”社会への戦略

枝廣 淳子, 発売日:2008/04/26
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本物のエコ本 2008/07/26
エネルギー不足が問題ではなく、経済成長が地球の限界を超えているという指摘は本質を突いていると思います。
地球の資源は有限であり、今の人類が現代生活するには地球が1.4個分必要ということが印象的でした。
そして石油はいずれ枯渇する以上、場合によっては経済成長をマイナスにせざるをえない状況らしいので危機感を覚えました。
資源を有効に利用するための様々なアイデアがいっぱいで、これぞ本当のエコ!と思うくらい素晴らしい内容です。
5 人中、3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
わかりやすい 2008/05/03
環境問題が資源の問題であることが良くわかる本です。

環境を研究するものは同時に資源に関しても研究しなければいけません。

日本は本当に遅れています。エネルギー自給率4%、食料自給率40%では国は成り立ちません。

輸入ができなくなったらそれでおしまいです。

皆が目を覚まさないといけない時期にきました。

環境とエネルギーの関係が良くわかる一冊です。欧米の取組みも良くわかります。

政治課題であるべきなのに、日本では。。。

一度、読むことをお勧めします。
10 人中、8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
温暖化は症状にすぎない・・・ 2008/05/01
テレビでも最近よく見かけるようになった枝廣さんが、レスター・ブラウン、
デニス・メドウズさんらの著名人にインタビューしてつくった本ということで、
買ってみました。グラフが豊富に掲載され、エネルギー問題の現状が手に取る
ようにわかります。うーん、ちょっとヤバイってかんじです。でもそれって、
現状の化石燃料に関してのことで、それ以外にできることはたくさんあるんだ、
ということが世界の事例からわかります。また、システム思考の考え方に基づ
いて問題に構造に迫るところは圧巻。温暖化は単なる症状で、根本問題は別の
ところにあるんだということが衝撃的でした。全体に抑えめのトーンですが、
変化・実践への温かいまなざしが随所に感じられる本。イラストも和みます。
11 人中、9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
1冊で、エネルギー危機の全体像と、解決策が分かる 2008/04/30
世界で「ピークオイル」は温暖化と並び、マスコミ報道でよく耳にする。石油量がピークに達しその後目減りしていくことが、海外では大きく取り上げられている。一方日本では、エネルギー危機に対する認識が、まだまだ甘いようだ。
日本は、エネルギーのほとんどを、海外からの輸入にたよっており、自給率(ウランを除く)はたったの4%だと本書に示してある。日本こそが、エネルギー危機という現状を知り、その対策に真剣に取り組まなければならないのではないか。
本書は、日本と世界のエネルギー事情と、その問題構造を本質的にとらえ、望ましい未来に向けた、新エネルギーをベースとした社会構造の構築を提案している。
豊富な事例と共に、レスター・ブラウンをはじめとした世界のオピニオンリーダーの知見も盛り込まれており、日本と世界のエネルギー危機の全体像が分かる。
個人・企業・国の事例から、今すぐにでもできることが具体的に見えてくるだろう。
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間違いだらけのエコ生活間違いだらけのエコ生活

武田 邦彦, 発売日:2008/08
4 人中、2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
間違いだらけの本 2008/12/08
また出たこの類いの本、という感じですが、
ざっと読んだだけでもいかに子供だましの本か
分からないとかえって危険だと思わせる本です。

中程に書かれているように、
確かに石油と等しく電気もCO2を出します。しかし出すか出さないかが
問題なのではなく、排出の「量」の問題であることは著者は「わざとなのか」触れていません。

確かにホッキョクグマは著者の言う通り、今のデータ上、増加量も減少量も
同じ15%かもしれません。だから熊は人が言うように「減ってない」との事。
しかし以前は減少に対して増加の方が多かったのでは、という点に関しては
著者は触れたくないのか、話はそこで終わっています。

太陽エネルギーのための設備には確かにコストがかかるかもしれません。が、
つまりそれだけ多くの労働力が必要になるのなら、
それはむしろ良い事なのでは、という
疑問には何も答えてはくれません。

一方では日本は今まで通り国民は「正直な生活」を続けていれば
良いのだ、という強い著者の主張もありますが、この論で言えば、
その「正直な生活」とはどうやら今まで通りの生活を未来永劫続けて行く事を
意味するらしいです。

要するに色々な意味で現状を維持したい、というのがどうやら著者の主張らしい
です。それこそ「今の日本」を維持する産業のあり方なのだ、という話に
誰がついていけるのでしょうか。

結果、「お上さま」と変わらない思考が根幹にあるとすれば、著者の
偽善的エコロジー批判それ自体が偽善としか思えません。
11 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
エコを疑い、否定し、その後はどうする? 2008/10/22
本書は材料工学などを専門とする著者が、学術論文のように、序論、検証方法、
現状と考察、結論(著者の主張の確認)といった流れに沿って各章、各項目で
背景から現状把握、そして展望などを探っていきます。

取り上げている内容としては、エコ生活、地球温暖化、エネルギーと食料、
「こころ」、のそれぞれと環境問題に関する考察が各章に割り当てられています。

本書を通じて、ほぼ全ての内容が現在の主流として語られている「エコ生活」を
否定することになるので、読んでいる側としては、何を信じてよいのか分からない
状況に陥ります。

その根底にあるのは、業界団体と政府(国際機関)の一方的な経済的視点から
消費者を躍らせることに力点が置かれていることで、本当にエコであるかどうかの
議論を他所に、国民の「非エコ生活」を改めるように誘導されている、と著者は
述べています。

家庭でのCO2削減を強要し、エコ生活のために新たに商品を売りつけ、そして
環境対策のための天下り先を提供する、という現在の状況では将来的な環境に
対しての改善を図れないと切り捨てます。

既に議論には決着がついていると一般に言われる、地球温暖化の実態を再度
見直すなど、前提から考えていく姿勢には共感できますが、本書の結論として
述べられる、自然との対峙する理想が「人間以外の生物を生き物として認め、
それらに生存権と所有権を与え、都会の真ん中に牧場をつくり、従来のエコ生活から
少し距離を置く」ことを実践していれば、私達の求めるもの、本当の人生が
見えてくるというのでは、余りにも楽観的、かつ安直に過ぎるのではないか
という気がしました。
17 人中、9 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
わかりやすかったです 2008/09/06
『偽善エコロジー』も『環境問題のウソ〜』も読んだのですが、
インパクトは強かったものの、数字や専門的なことが多く
私には内容がちょっと難しく感じました。
それに対して本書は、身近なエコ生活に即して
環境問題の問題について解説が加えられており、
やっと自分の頭で理解しながら読むことができたように思います。
私の周囲にもまだまだエコ=よいこと、と
疑いもせず考えている人が多いので、
読みやすい文章で主張を述べた本書のニーズは高いのではないかなと感じました。
武田教授の一連の著書を読んでいない人、
読んだけれどちょっと難しかったな、と感じた人には
とてもおすすめしたい一冊です。
31 人中、11 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
間違えだらけのリサイクル 2008/09/04
確かに世の中のさまざまなリサイクルには間違えが多い。
しかしこの本のネタのほとんども同著者の他の本からのリサイクルにすぎない。
二重の意味で間違ったリサイクルをしていますね。
22 人中、19 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内容がリサイクルされていますが・・・・・ 2008/09/02
武田先生は、「環境問題はなぜ〜」を始めとする一連の著作により、環境問題を
ある種の信仰から科学の場に取り戻した方だと私は思っています。

しかし、本著は武田先生の他の本と、内容の重複が極めて多いようです。
例えば、最初の三項目は「偽善エコロジー」と順番が違うだけです。

・レジ袋よりエコバックを使うほうが環境に良いのですか?
・ペットボトルのリサイクルは、エコではないのですか?
・マイ箸を使えば、森林を守ることができますか?

(題名、出版社「主婦と生活社」等から、主婦層を対象にしたものと思われ、
 全体にやや柔らかい語り口となっています。)

武田先生の本をまだ読まれていない方には、強くお勧めしますが、既に2〜3冊
読まれた方は、避けられたほうが賢明だと思います。
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BlogTV SP(Aug) 環境問題のウソ 武田邦彦 1of5
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