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入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書)入門 環境経済学―環境問題解決へのアプローチ (中公新書)

日引 聡,有村 俊秀, 発売日:2002/07
まさに入門として1冊 2007/09/18
環境経済学に関する新書を何冊か読んだ上で、やはり1番読みやすく理解しやすい本。

 経済学の簡単な入門から環境経済学に繋がる感じで書かれているため、経済学に関して予備知識の全くない方でも、ここから入門できる。

 ところどころで入るコラムが本書全体の理解度の助けになっていて、具体例が多く、イメージ的に理解しやすくなっていると思う。ボールディング等、書かれていない内容も多々あるが、環境経済学の入門としてはそれらはあまり必要ないだろうと思われ、問題ない。

 排出権取引制度等も書かれている。自分は理系で経済に関する講義は1つも受けていないが、それでも問題なく、読み進めることかできる。この本を通して他の環境経済学に関する本も読みやすくなった。
4 人中、4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
学生をはじめとして、経済学を知らない人を含め幅広い層を対象にして書かれている 2007/02/06
我々人間全ては、その自覚がまったくなくとも、何らかの形で地球環境に影響を及ぼしている。コーヒー1杯のために、その裏には様々な背景があると説く。

人間は汚染者であり被害者でもあるということ、仮に技術開発が進んだとしても社会に普及しなければ意味がないこと、人々の考え方や価値観を一度に変えることの難しさ、豊かさの定義とは・・・。

本書は、経済学の「け」の字も知らない層の方々にも分かりやすいように、基本的な経済学の理論から丁寧に書かれいる。

今の世の中、「〜をすれば・・・できる!」といった文句についつい引き寄せられがちだが、何をするにしても世の中そんなに甘いものではない。短かく簡潔に説明しろと無茶な要求をする側にも責任がある。文章が短ければ分かったようなつもりになってしまいがちだが、それはただの勘違いだ。(これは本書への批判ではなく、直接は関係のないことだけど)
3 人中、3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
入門書! 2006/03/29
「環境経済学の基礎理論」、「日本の環境問題と環境政策」の二部構成。
経済学にあまり縁の無い自分だが、初歩的なところから丁寧に説明をしてくれるので非常にわかりやすかった。
本書ではミクロ経済学に絞って説明をしている。環境経済学をもっと幅広く知るには他の文献を併用するのが望ましい。
環境問題の解決のために経済学の理論を応用するという発想自体、自分には新鮮だったが、環境問題を見る重要な視点の一つであることには間違いないだろう。
6 人中、5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
外部費用と効果 2005/11/16
環境負荷が小さい商品は価格が高い。
それは、技術が未発達・大量生産されていないという理由だけではない。
一番の原因は、汚染物質によって失われる単位排出量あたりの外部費用を無視しているからである。
大気を汚染することによって失われる経済効果(外部費用)を価格に反映させていないものが、旧来からの環境負荷の高い商品なのである。
環境負荷が少ないエコ商品は、外部費用が掛かるため、高価になる。
環境税の導入も企業が環境負荷を小さくしようとする経営努力を促すためのものである。
しかも、汚染した分だけ費用を徴収できるので公平と言える。
今の時代、一読する価値があると思う。
9 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
わかりやすい良書 2005/09/13
 新書判の入門書として、記述も簡潔、内容も的確で、良書だと思います。ベースにしているのが古典派ミクロ経済学、つまり均衡動学です。いちおうこの前提は正しいというところから出発し、外部費用をどのように処理するかによって、最終的には市場原理そのものに解決させようとしているという発想であることには注意が必要でしょう。
 環境問題を考えるということは、「沈黙の春」以来、どちらかというと感情的な評価、対応が多かったような印象を抱いていますが(こういった問題に取り組んできたのがいわゆる左翼系のひとびとであったこともこの印象を強めています)、このように冷静かつ資本主義の論理の中で解決を模索するというアプローチは大変参考になると思います。
 次の専門書へ進んでみよう、という気を起こさせるよい本です。
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レスター・ブラウン エコ・エコノミーレスター・ブラウン エコ・エコノミー

レスター ブラウン, 発売日:2002/04
1 人中、0 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
環境考慮型経済社会 2007/09/28
各章とも事例を中心とした内容です。さらに深く入るなら原注の文献と合わせると良いですが、私としては新時代エネルギーの開発分野の資料があると面白いと思います。
19 人中、14 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
今なら間に合う 2004/11/14
地球環境の破壊(温暖化、有毒物質)、水不足、食料不足、人口の爆発・・・世界は極めて深刻な状態を迎えている。地球温暖化はもう間に合わないのではという声もある。
しかし、経済を大転換し、経済を著者の推奨するエコエコノミーにすれば、これらの問題にまだ対応できるという気持ちになる
本書では様々なアイディアが提唱されており参考になる。
エネルギーでは風力発電へのシフトが提唱されている。日本のエネルギー関係者は風力は日本のエネルギーを賄えないといっているが、果たしてそうだろうか。風の良い北海道、東北を実際に自分で回ってみたが、風車の立地可能箇所は膨大にある。あとは国などの政策があれば出来ると感じている。
温暖化問題は深刻である。南極の氷の融解が懸念されているが、それより先にグリーンランドの氷の融解の危機が深刻だ。グリーンランドの氷が溶けるだけで海面は7メートル上昇する。もう、地球温暖化は一刻を争う問題だと思う。
また今の資本主義のシステムにも大きな警鐘を鳴らしている
文中にでてくるエッソの社員のコメントも印象的だ「社会主義の崩壊は価格に経済的真実を反映させなかったからだ。今度は価格に生態学的真実を反映させなかったという理由で資本主義が崩壊するかもしれない」
また、環境問題であまり注目されていない水資源問題も注目だ。今後、石油より水で国同士が争う時代がやってくる。日本も穀物という形で世界の水資源を輸入しているため、今後大きな影響がでてくるのは間違いない。
交通でも自動車社会に警鐘を鳴らしている。この改善には公共交通機関の再構築と自転車の活用を進めている。自転車に回帰する点が面白い。でも実際に私も札幌在住時は自転車通勤(冬季除く)していたが、なかなか快適であった。
東京などでも自転車での移動手段は案外便利かもしれない。<p>この本は様々な環境問題の解決策を提案している。この提案内容を今すぐ実行に移せば、今ならまだ間に合う、そう感じさせられた。
44 人中、35 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
決定版 2002/09/04
地球白書(State of the world)を毎年出し環境問題を訴えているワールドウオッチ研究所のレスターブラウンが今後人類が取るべき方向性を示した青写真。アルビントフラー流に言えばの「第4の波」ということになろうか。この本ではワールドウォッチ研究所が誇る詳細なデータをもとに緻密な議論をおこなっている。多くの人がイノセントに気付いていないことなのか気付いていないふりをしているだけなのか、人類の活動による環境へのストレスは限界に達し、悲劇的な結末はすぐそこに来ている。気温の上昇、生物種の絶滅、地下水位の低下、異常気象の頻度の増加、洪水、旱魃、黄砂などのシグナルを自然界は発している。アジアやアフリカでの人口爆発は続くのに、海洋や耕地からの食料生産はこれ以上増える見込みはなく、環境悪化からむしろ減ることが予想されている。しかしメディアは総合的な視点でそれらを報じてはいない。われわれは想像力の欠如から相変わらずの大量生産、大量消費、大量廃棄を続けている。いつでもコンビニに入る弁当の売れ残りはどこへ行くのだろうか?安いマクドナルドのハンバーガーの牛肉はどのようなところで生産されどのように我々の国に運ばれてきたのか?時代遅れのモータリゼーションをいつまで続けている気なのか?いったいどれだけ消費すれば満足なのか?そんななか原子力発電はCO2を出さないエネルギー源であるなどとうそぶくCMがつい最近まで流されていた。(最近見ないがさすがにやめたか?)安田喜徳らが常々訴えてきたように森林など周辺の環境の破壊しつくした文明は必ず滅びてきた。それがこんどは地球規模で起ころうとしている。我々の飽くなき欲求を満たす新大陸(新惑星)は存在しないのである。社会主義が市場の真実をその価格に反映させなかったために崩壊したように資本主義も今度はエコロジカル(生態学的)な真実を価格に反映させていないために崩壊するかもしれない。大規模な食料危機や環境難民の発生、戦争が起こらなければ気付かないのだろうか。生態学者と経済学者が協力してあらたなエコノミーを早急につくらなければいけないとレスターブラウンは訴える。これはエキサイティングな事業である。時代遅れの政府や企業を動かすためにNGOと個人が世界を引っぱっていかなければならない。エコエコノミーのもとでは家族計画プログラムのもとで人口の安定化がなされ、シンプルな生活を基本とし、過去に地球に降り注いだ太陽エネルギーである化石燃料に変わり現在の地球に降り注ぐ太陽エネルギー(ソーラー、風力)などからソーラを利用した水素型経済によるものになる。森林の生産機能や様々なサービス(生物の住処としての役割、地球的な水循環や気候の安定化に果たす役割)なども正当に評価されなければならない。模様眺めの時間は無いが改革断行の時間はある。圧力は限界に達している。東欧における政治体制の変革、アメリカで禁煙、インターネットの爆発的な普及のようにエコエコノミーへの移行は一気に起こるだろうしそうでなくてはならない。この本に言いたいところがあるとすれば、この本はあくまで人間の視点からの主張であり地球を共有する他の生き物たちの視点が欠けているという点であろうか。
30 人中、24 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
生き方を変えられますか? 2002/06/12
現在生活していると自分の周囲のことだけが視界に入ってきて、それがこの世の中の全て、自分の生き方だと信じてしまう。この本は、そういった考えを「コペルニクス的転回」しなさいと言っている。「関係ない」「自分が考えることではない」と言えないことに気付きなさいと言っている。自分しか見えない時に、周囲をみて学びなさい、子供たちのことを考えなさい、ということは難しいが、それを「しなさい」と言っている。
考えているだけでは何も変わらない。「生き方そのものを変えられますか?」と聞いている。生き方を変える時の道しるべがこの本にある。
33 人中、27 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
変わらざるを得ない 2002/05/24
著者は、NHKの番組にもなった「地球白書」の創刊者です。<p>現在の経済社会が将来も成り立つわけではないことを、中国を
例にわかりやすく説明してくれます。<p>京都議定書がいよいよ批准されますが、私自身はこの本を読んで、
地球温暖化問題より、将来起きるであろう食糧危機が、今後の
我が国最大の問題になると思いました。<p>環境問題に興味がない人にもぜひ読んでほしい本です。
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レスター・ブラウン・プランB2.0―エコ・エコノミーをめざしてレスター・ブラウン・プランB2.0―エコ・エコノミーをめざして

レスター ブラウン, 発売日:2006/10
2 人中、2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
途上国が主体となるべきプランB 2007/07/17
環境コストを反映していない会計システムの下で生態系の赤字の上に現在の社会があるという分析は受け入れるべき主張だ。一方、所得税を減らして環境税を増やせとか、消費者が認証ラベルなどで環境を考慮した経済活動をせよ、という考えは、教育水準の高い先進国の人々にしか通用しないだろう。

途上国の貧困・低教育が最大の環境破壊の原因であるならば、そこの人々が豊かになり尚且つ地球環境容量(エネルギー、食料、水など)の中で100億人近い人が暮らせる時代が来るためには、やはり(今までとは違う形だろうが)開発が必要だろう。従って、本当の意味のプランBがあるならそれは、途上国が主体となるべきものかもしれない。先進国は技術的・経済的サポートをする立場だろうか?。。。
5 人中、5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
私も環境革命に参加しなければ 2007/06/24
本書は現在の化石燃料依存型でクルマ中心の使い捨て経済から、
再生可能エネルギー減に基づく新しい経済モデルへの切り替えを訴えるものである。
人類全体の需要が初めて地球の再生能力を超えたのは1980年ごろだとされている。
それまでは森林、漁獲、地下水等地球上にある自然資産そのものに関して、
いわば資産が生む利子を消費していたにすぎなかったが、
1980年頃以降は資産そのものを消費するようになったという。
その先に衰退や崩壊があるのは当然である。

本書にはその典型的な事例が紹介されている。
それは、第二次世界大戦中にアメリカの沿岸警備隊が、
ベーリング海の孤島のセント・マシュー島に配属されていた警備兵19名の非常用食料として、
その島にトナカイを29頭連れてきたことを発端とする。
大戦後その基地は閉鎖され、警備兵は島を去った。
その後、1957年に生物学者がこの島を訪れていた時は、
トナカイが1350頭に増えており、続く1963年には6000頭に増えていた。
しかし、1966年の島には、トナカイの骨がごろごろ転がっており、
生き残ったトナカイは50頭いなかった。
そして1980年ごろまでに絶滅したという。
このセント・マシュー島におけるトナカイの運命が、
現在の地球における人間の運命を示唆していることを、
もはや否定できるような現状ではなかろう。

こういったことが書いてある「はじめに」は感動するくらいであるが、
本書の中盤は食料のありとあらゆることにかかわるデータの羅列から同じような話が展開されるので、
事例研究の豊富さという意味では圧倒されるが、
やはり飽きがくる。

また様々なデータや見解が引用されるわりには、
典拠は図示したグラフのみしか表記されていない。
まあ翻訳書であり、監訳者によると可能な限り短くしたとのことなので、
仕方ないことではあるが、
本の性質を考えると、なんかちょっともったいない感じがする。
4 人中、4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
破滅はまだ避けられる? 2007/06/02
前半は主に、世界各地の危機的な環境崩壊の現状が豊富な事例とともにこれでもかと紹介されており、絶望的な気持ちを抱かされるが、著者は、読者に現実を直視し、もっと危機感や焦燥感を持つよう促したいのだろう。その誘いに応じて後半へと進めば、国際社会、国家、企業、個人の各レベルでできる多様な解決策が具体的に列挙されており、一個人でも政治家や企業への働きかけを通じて社会や未来を変えていけると最後まで訴えている。「どんなに軍事費を注ぎ込んでもテロは防げないが、世界の軍事費の6分の1をプランBに注ぎ込めば、十分に地球を救える」という数値に説得力がある。
8 人中、8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
プランB、持続可能性をめざす 2007/02/10
人口、気候といった地球環境の悪化の現状についての解説とそれらを解決するというプランBが提言されていた。最近ニュースで取り上げられる「気候温暖化」「コーンなど穀物の不足」などの裏側が垣間見られた。一般媒体では触れられていないグローバルな実例が多く、勉強になった。実例の中に日本企業や行政の取り組みが紹介されていて日本人としてはうれしい。しかし、そういった取り組みを世界に広げて行かなくては意味がない。われわれ一般庶民の責務は意外と大きい。
22 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
単なるデータ集。 2006/12/31
データの羅列で分析がなく、説明も支離滅裂(いくつかはきっと誤訳??)。論理的矛盾もあり、データの使い方がすごいバイアスがかかっている。誰々がそう言っている、という引用をやたらするだけで、彼独自の意見がない。結局、ファクター4や国連の貧困撲滅の計画を上塗りしているだけで、彼が言っている「プランB」というものはまったく独自のものがなかった。現状の問題点と解決法にはなんらリンクがなく、経済発展が環境を破壊しているといいながら、中国の経済成長による貧困撲滅を賞賛していたりと、何が言いたいのかわからない。環境の本であるにもかかわらず、上質の紙を使ってフォントが大きいことで無駄に紙も使っている。いろいろなケースの羅列はあるので取っ掛かりにはいいと思うが、それぞれのケースがなぜ成功・失敗したかの分析はないので、データ集(インデック集)として読める程度だと思う。
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環境債務の実務―資産除去債務への対処法環境債務の実務―資産除去債務への対処法

藤井 良広, 発売日:2008/10
2 人中、2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
環境債務の決定版的参考書 2008/11/21
編著者の藤井良広氏はもともと日本経済新聞のジャーナリストから転じて
現在は上智大学大学院地球環境学研究科の教授である。

同氏がプロタクティブなのはつとに有名であるが、金融政策、銀行の経営戦略、
EUと幅広いテーマでの著作は枚挙にいとまがない。

現在旬のテーマは環境と金融。すでに岩波書店から「金融で解く地球環境」を
だしておられる。

本書は、わが国では早くから同氏が警鐘を鳴らし来られた「環境債務」に
関する総合的解説書であり、分野の専門家10名とともにこのテーマを多角的に
解説している。

環境債務は新しいテーマでもあり、情報収集が難しかった。ネット検索では断片的
情報は得られても、「最新」かつ「専門的」情報は得難い。
そんなニーズを満たして余りあるのが、本書である。決して、学術的研究書ではなく、
平易かつ図表やコラムもふんだんに入っているので、実務家にはぴったりだ。

環境と金融、環境債務会計、土壌汚染リスク等々、これに関連するテーマに関心の
ある向きには、手元に置く価値のある参考書として推奨したい。




5 人中、5 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
周辺分野の最新内容も網羅した包括的な実務書 2008/11/04
 日本の会計基準でも規定されることになった環境債務や資産除去債務とその周辺に位置する事項について、この分野の第一人者が分担執筆した本です。以下のような内容が環境債務に関連する周辺分野も含めて網羅的にまとめられています。

 ・環境債務の背景や概要
 ・日本・米国・および国際会計基準での規定事項や運用
 ・実際の企業の算出事例
 ・不動産のファンド化、環境保険、環境会計と財務会計、CO2排出量取引などの関連事項

 説明の図表も見やすくわかりやすいです。具体的でリアルな実情や現状の課題も語られています。
 この本を読んで、環境と経済の関係に関する興味が深まりました。特に今後、地球や地域の環境問題が企業の活動にどのような影響や制約条件を与えるのかが見えてきました。環境債務の話は、日本ではスタートしたばかりのため、関連情報や事例が今まで十分探せませんでした。財務会計上での扱い方や、金融商品を利用したリスクの分離の手法などは、本書を利用しないとなかなか話が進まないと思いました。環境債務については、現在本書以外に類書がありませんが、これ一冊あれば実務を進めるにあたって問題はないと思います。一般企業の財務・環境担当者や不動産・金融関連の方々におすすめできる一冊です。
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環境経済入門 第3版 (日経文庫 A 36)環境経済入門 第3版 (日経文庫 A 36)

三橋 規宏, 発売日:2007/09
7 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
お得の一言に尽きる 2007/10/20
何か新しいことを調べるときはとっつきやすいので新書を重宝しているのですが、環境問題では網羅的で最新のものがなく、探しに探した一冊がこれです。2007年9月に第3版として改定されており最新の情報も入ってます。著者いわく「この一冊をよめば環境と経済の基本的な考え方や枠組み、日本の環境政策の現状が理解できる」というのもうなづける。
環境問題にかかわる人だけでなく広く一般の人に読んでもらいたい。
まさにこれだけ情報があって1000円は「お得」の一言に尽きる。
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プランB―エコ・エコノミーをめざしてプランB―エコ・エコノミーをめざして

レスター ブラウン, 発売日:2004/03
15 人中、14 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
水資源の危機 2005/04/01
レスターブラウン氏の直近の書。
経済発展を推進するAプランに対し、循環型社会を推進するプランBへと政策変更の必要性を提唱。
本の前半は水資源問題。様々な環境学者の中で、氏ほど水問題を取り上げている人はいないかもしれない。この水資源の問題は、雨の多い日本にいると気にならないが、実は世界ではきわめて深刻な問題のようだ。水は食料と結びつき、人間の生存を脅かす。将来、石油では無く水が理由で戦争が起きる可能性も否定できない。
後半は再生可能エネルギーなどを取り上げている。氏の本は数年前から読んでいるが、特に風力発電を高く評価している。実際に風力発電は欧米を中心に飛躍的に普及しており、また発展途上の中国、インドでも風力発電が拡大されている。そんな中で、風力発電を含めた再生可能エネルギーが、日本では足踏み状態である事が大変気になった。
日本では再生可能エネルギーにネガティブな反応が多いが、ぜひこの本を読んで世界の状況を知ってほしいなと思う。
11 人中、3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
危機感を散々あおって解決策は若干消化不良気味 2004/10/12
ワールドウォッチ研究所のレスター・ブラウンが書いた持続可能な社会に向けた処方箋。前半は主に水と食料とエネルギー、二酸化炭素に焦点が当てられ、如何に地球が危機に瀕しているか、これでもかと事例が挙げられ、読んでいて背筋が寒くなってくる。後半は、その処方箋が述べられるが、「具体的は方法は、すでに開発がなされ実践されている」というブラウン氏の説明とは裏腹に、世界レベルでそれを実行することが如何に難しいかがひしひしと伝わってくる。
方法は示され、それを実行すればなんとなく何とかなりそうな雰囲気を漂わせているのだが、具体的にどれくらい効果がありそうなのかは示されていないことから、若干消化不良気味。
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環境経済学入門環境経済学入門

R.ケリー ターナー,イアン ベイトマン,デビッド ピアス, 発売日:2001/02
「経済的な」視点での環境問題 2007/08/20
結局「環境保護」などと叫ばれているのは「人間の為」なんだなと痛感します。
「経済的な」視点から見ることを目的とした本ですが、
社会=人間の集合体 である以上多くの考え方なども紹介されています。
一応 経済学 なので税が多く採り上げられています。
とはいてもピグー税を習ったことのない他学部の方でもさほど苦労せず読めます。
ページ数に気おされるかも知れませんが。

環境経済入門という授業で指定されていたテキストでした。
4 人中、3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
環境経済学入門 2005/01/02
本書籍の著者は、国際機関などにおいても活躍されており環境経済分野に大きな貢献をしてきた。環境関連分野の書籍も多数出版されており非常に参考となる。本書の内容としては、前半部分では「環境と経済」に関わる教養編であり、中盤へと読み進めて行くにつれてミクロ経済学を活用しながら環境問題に取り組んでいるが、ミクロ経済学のレベルとしては「マンキュー経済学(ミクロ編)」あたりに触れている人ならば十分に安心して読破できます。経済学で活用されるような微分積分は出てきませんので、ある意味では、数学アレルギーの方でも抵抗ないと思います。できれば、本書とともに、日本評論社から出版されているバリー・C・フィールド著の「環境経済学入門」と併読されると環境経済学への理解度がさらに深まります。
6 人中、4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
環境経済学入門 2002/05/29
この本を読んではじめて環境経済学にふれたのですが、それほど拒否反応を持つことなく入門できました。グラフの見方ではじめは多少戸惑うこともあったのですが、いったん見方がわかるとおもしろいように理解できました。「経済的視点に立って環境を考える」とはどういうことなのかがわかりやすく書かれています。
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環境経済学をつかむ (テキストブックス「つかむ」)環境経済学をつかむ (テキストブックス「つかむ」)

栗山 浩一,馬奈木 俊介, 発売日:2008/04/05

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